今回、RYU・U編集部はドイツ留学へ行っておられた遠藤さん(現在新社会人)にお話を聞かせて頂きました!遠藤さんは2018年4月から2019年3月の1年間ドイツへ行っておられました。

オンラインインタビューの様子(右下が遠藤さん、そこから時計回りに編集部中嶌、野田、寺澤)

遠藤さんの留学への動機や留学中の選択、ドイツ留学のイロハ、ドイツでの生活などなど、、沢山のお話を聞かせて頂きました! あなたにとっての「留学の選択肢」を広げるきっかけになるかも!?

今回は#1として『留学の動機、留学中一番悩んだこと、楽しかったこと』をシェアしたいと思います😆

〜〜〜〜以下インタビュー内容になります(*゚▽゚*)〜〜〜〜

RYUU編集部(以下R):留学に行く前に、留学に行こうと思った動機はなんだったのですか?

遠藤さん:3つあります。

1つ目が、ドイツ語の勉強が楽しかったからですね。僕、大学受験を失敗して1年間浪人していたんだけれども、英語に飽きてしまったんですよね。英語飽きたな〜と思いながらも勉強しないといけないからしょうがなく英語を勉強していて、それで大学に入ってから第二外国語では英語じゃない違うものをやりたいなと思っていた時に、ドイツ語カッコいいなという風に選びました。やってみたら、すごく面白くて、パズルみたいな感覚で、言語を学ぶことが面白かったので、直感的になんかドイツに行ってみたいなと思いました。

2つ目が、ドイツの働き方に興味があったからです。というのも、僕が日本の大学に入学した2016年に、ブラック○○ってのが流行ってたんですよね。ブラックアルバイトとかブラック企業とか、そこで結構日本の働き方って結構やばいのかな〜と思ってたら、風の噂で、ドイツの働き方ってめっちゃ良いよ、残業もないし日本と同じものづくり国家だけど、働き方っていう部分では労働者の方が権利があるよ、みたいな。似てるけど、全然違うのが面白いなと思ったので、自分の目で確かめてみたいと思ってドイツに行きました。

3つ目が、その時ちょっと尖ってたんで(笑)、留学って本当にいいのかなって確かめるために行こうかなと思いました。留学に全然興味なかったんだけども、留学の雑誌とかHPみてみると、みんな「楽しかったです」とか「世界観が変わりました」とか、そういう声がたくさん出てくるんですよね。でも彼らが行っている留学先っていうのは、アメリカとか、イギリスとかフランスとかいわば先進国で、言語は違うけれどお金さえあれば生活できるっていう、ある意味楽なところにみんな行っていて、これが例えば生きるか死ぬかみたいな所だったら世界観が変わるのは分かるけれど、先進国で世界観が大きく変わったっていうのは嘘だろって思っていたんです。当時結構とんがっていたので(笑)。 それで「じゃあ俺が確かめに行ってやるよ!(笑)」みたいな感じでドイツに行くことにしました。

R:尖っていたという時期に思っていた、「留学って本当にいいのか」というのは実際に行って、どうでしたか?

遠藤さん:僕は、トータルですごい良かったなと思います。100%良かったと僕は思います。

ドイツ留学時代の遠藤さん

R:では、ここからはその留学中のことについてお伺いしていこうと思います。2つお聞きしたいのですが、まず1つ目は留学中一番悩んだこと。そして2つ目は、留学中に一番楽しかったことを教えて頂きたいです。

遠藤さん:留学中に悩んだことは、留学の途中で大学に行くのをやめて自分がやりたい事や自分が学びたいことを見つけることにしたのですが、それを見つけるまでが一番辛かったです。2018年の4月から2019年の3月の1年間交換留学でドイツに行っていました。最初の僕なりのプランとしては、前半の6ヶ月間を英語とドイツ語勉強の時間に費やして、後半の6ヶ月間で英語開講の講義・ドイツ語開講の講義を受けると計画していました。実際、最初の6ヶ月間はバリバリ言語学習をしていたので成功しました。

 それで後半の6ヶ月間になった時に、僕は教育学が専攻なので教育系の授業を受けたのですが、それが全然面白くなかった。俺の学びたいことじゃない、全然違うじゃんってことをやっていて、他に授業もないし、じゃあやりたくも無いことを半年間勉強するぐらいだったら自分で学びたいことを大学の外で見つけて自分で動いてみたい!と思ったんですよね。せっかく海外にいるのに、6ヶ月間ももったいないと。だから、大学に行くのをやめました。

 その後自分で見つけてみようと調べたり、誰かとお話しをするアポをとったりしました。そのアポをとって行動に移すまでの悩んでる期間が一番辛かったです。この後何も無かったらどうするんだろう俺、みたいな風に思っていました。結局大学に行っていないフリーターみたいな感じじゃないですか。最終的には色々な繋がりがあって、すごくいい経験とか、アシスタントとか、色々させてもらったんですけれども、そういった大きな変化とか自分の行動が起こるまでの1ヶ月とかがすごく不安でしたね

ハンブルク市庁舎

 次に、一番楽しかったことは2つあります。

 1つ目が、行動した結果、とある学校のアシスタントをやる事になり、そのアシスタントをする先でイベントを企画することができた事です。その学校に通っている人達は、ドイツで生まれた日本人や、日本で生まれたけどすぐにドイツに引っ越して来た人達、日本人とドイツ人のハーフの人などで、結構日本語が話せる子が沢山いるような学校でした。彼らは中学〜高校くらいの年齢層の子たちで、そろそろ大学のことを考える時期でしたが、日本語を話せるから日本の大学に正規で入るべきか、それともこのままドイツの学校に進んで日本には留学で行こうか迷ってる、という時期でした。そこで自分にできることは何かなと思った時に、僕にはドイツに留学にきた日本人の友達が何人もいたので、彼らと、その悩みを抱えている子供たちを結びつけて何かイベントができたらな。と考えました。最終的に、そのようなイベントを企画して実行することができ、ドイツ留学に関係している日本人大学生と、ドイツに残るか日本に行こうか迷っている中高の彼らとの交流会を開けたのが一番楽しかったですね。それはすごく今でも思ってます。

2つ目が、ビールが美味しかった事です(笑)毎日のように飲み漁っていたので、それが最高でしたね。

R:悩んだ末に行動したからこそ生まれた素晴らしい企画ですね!!とても楽しそうです! 

  ドイツはソーセージとビールが有名ですものね! ビールなどは友達と飲み歩いたりとか、もしくは一人で行かれていたのですか?

遠藤さん:そうです。大学には途中から行ってなかったので、自分で予定を入れないと何もしないという日が普通に作れちゃったので、お家の近くのビールも普通に美味しいですが、隣町のビールの方が好きだったので電車で20分くらいかけてゆっくり飲んでいました。生ビールが飲めるバー見たいなところでした。

遠藤さんが通っておられた大学

〜〜〜〜#1はここまでです(°▽°) 〜〜〜〜

次回#2『留学によって変わった世界観、印象に残っている人』を投稿予定です!  お楽しみに!!

留学と一言で行っても、人の数だけ様々な留学があります。皆さんにとっての留学中の選択の幅を広げられるようなインタビューや記事をこれからも投稿していこうと思っていますので、よろしくお願いいたします!

取材日:2020年12月24日  編集部:中嶌、野田、寺澤