こんにちは!ライターの畠山です。

今回は私が2回生の時に留学したオーストラリアで出会ったLGBTQの友達についてお話ししたいと思います。

留学先であるオーストラリア西部の都市パースの語学学校には、様々な学生が英語を学んでいました。その中には性的少数者であるLGBTQの学生も学んでおり、一緒に勉強しました。

当時は留学する前に大学の授業などでセクシャルマイノリティについて学んでいたものの、実際にその方達の触れ合う機会はなく、また友達もいませんでした。私にとっては彼ら彼女らと交流するのは初めての経験です。

初めてのクラスで隣の席に座ったポーランド人のパーヴェル(仮名)と仲良くなりました。彼は30歳くらいの同性愛者の美容師で、私も初めはそれに気づきませんでした。その後交流する中でそれを知ったのですが、それまでに私は彼に

「結婚してるの?」とか、「彼女いるの?」

とか、無意識に相手の性別を決めつけて会話を進めていました。彼がそうだったと気づいた時には、自分が無知であると感じ、気づかないうちに自分が差別し偏見を持って生活をしていることがわかりました。当たり前のことなのでしょうが、それを初めて強く実感した機会となりました。

特に日本ではそういった性的少数者に対する意識が、欧米のそれと比べてやや遅れていると思いますし、時にはそれがタブー視される時もあります。

彼の自宅で晩ごはんをご馳走してくれた時の写真

彼と出会った経験をきっかけに、もっと自分から勉強しなければいけないと感じ、多様性なんかにも興味を持つようになりました。留学は語学の勉強だけでなく、異文化交流の実践の場であると言われますが、自分にとってまさにそれを象徴する経験だったと思います。

その後はアンドラ(スペインとフランスの間にある小さな国)出身のレズビアンカップル、南米コロンビア出身のトランスジェンダーの女性と仲良くなり、パーティーや学校での勉強を通して交流を深めました。

性的マイノリティである彼ら彼女らの権利、地位向上やその歴史などについては、留学に行かなくても大学の授業や本を通じていくらでも勉強できます。しかし、特に日本ではカミングアウトしづらかったり、最近は理解も深まりつつありますが、様々な点で問題は多いように感じます。

あえて比較的オープンな欧米諸国または他の地域に行って、座学では経験できないことを学べるのは留学の一つの魅力ではないでしょうか。

今回はそれをLGBTQの友達について取り上げ、お話ししました。パーヴェルとは現在も連絡を取りあう仲で、チャットや電話を通してよく話します。書き忘れましたが、彼は美容師なので、留学中は格安で髪を切ってもらってました。(笑) 外国で美容室を探すのは結構大変なので、とても助かりました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊

投稿者

HATAKEYAMATakumi

龍谷大学 国際学部 IC学科 4回生