前回の(1)にてフランス人家族とどのように電車で出会ったのかお話しましたね。

今回は、そのお話の続き、その後どうなったのかの話をします。

その日、2018年10月11日(私たちの記念日となっています、、カップルか!)に私は彼らと電車で出会った訳ですが、電車から降りてすぐに住所とメールを交換したことで、その日から彼らとのメールでのやり取りが始まりました。

メールの内容としては、

「世界一周旅行は順調ですか」(彼らは世界一周旅行の最中だった)、「ニースってどんなところですか」やフランスのこと、留学に行きたいと思っていること、お互いの家族の話などをフランス語でしていました。

そして毎回のメールの返信にはいつも、前回の私のメールの「フランス語直し」も添付してくれました。そのフランス人夫婦のおじいさんが特に熱心に私のフランス語を教えてくれ、毎回とても細かい説明と共にフランス語を直してくれました。

そして2018年11月、ちょうど彼らとメールをし始めてから1ヶ月経ったころでしょうか、私は大学のフランス交換留学の試験を受けました。元々フランス留学へいくと決めてはいたものの、彼らとの出会いがその意思を後押ししてくれたのは間違いありません。

そして、まだフランス語文法の全てを終えていなかったにもかかわらず最終的にその試験を突破できたのは、おじいさんが送ってくれたフランス語直しの書類一式のおかげだったと思っています。

こうして晴れてフランスへ交換留学に行くことが決まった訳ですが、彼らとはこれで終わりにはなりませんでした。

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2019年8月から2020年3月(コロナの影響で8ヶ月に短縮されました泣)の留学をしている間、彼らには本当に沢山の事を助けられました。

何よりもまず助けられたのは、電気会社との契約でした。学生寮に住んでいましたが、各個人の部屋の電気契約に関しては各個人でする必要があり、これが本当に気が滅入る物だったのです。

外国人だろうが関係ありません。フランス語で電気会社に電話をして、アポを取り、後日部屋に来てもらって電気を測ってもらい、その後日契約をして支払う必要があったのです。

なんという、、ハードルの高さ、、そして私は二度勇気を持って電話をかけましたがそもそも繋がらず(フランスでは営業時間でも繋がらないことの方が多いでs、、)

、、、、

はい。諦めました。諦めも時々は大切ですよ。笑

それでもドライヤーにさえ耐えられない電気配給量(フランスではたとえ契約しなくても、必要最低限の電気は配給してもらえます)で生きていくことは長髪の私には現実的ではなく、その当時現地に知り合いがほぼいなかった私はそのフランス人家族に頼ることにしました。

と言っても彼らの住む南仏ニースと私の住む北仏リールは距離があり、何をどう頼っていいか分かりませんでしたが、とにかく相談したのです。

するとなんとそのフランス人のおじいさんがフランスの公共電気会社(私が契約しようとしているその会社)の元社員で、彼が私の寮の個室の電気機械の写真を見たところ、その機械の場合は電話でアポを取って人に来てもらわなくても、ネット上で契約ができるとのことが判明したのです!!!

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その後はそのフランス人家族と共にテレビ電話で一緒に契約をし、その電気会社に提出する「何かあった時の緊急連絡先」に彼らの電話番号を記載させてさえくれました。もう感謝しかありません。これで、意味のわからない急にかかってくるフランス電気契約の電話に日々怯える必要もなくなったのです。(中国人の友人は契約が完全に締結するまでこの恐怖のフランス語電話にいつも怯えていました笑)

ということで、彼らに相談してから4日以内に私は一般的な生活レベルの電気量をゲットしたのです!!!笑

彼らには本当に感謝しています。

この電気会社契約戦争(?)の時にテレビ電話で久しぶりにお互い顔を見て話せたことで、そのフランス人家族とは以前よりもグッと心の距離が近くなりました。

留学中に大切なことは、

まずは自分でやってみること、そしてその次にそれでも難しかったら人に頼ること、です。

頼ることはなんら恥ずかしいことではありません。自分でトライしたけれど自分だけでは難しそうだと判断したら、日本人の友達でも現地の友達でも、頼りになる人に頼りましょう。そこから新たな絆が生まれることは意外と多いものです。

では次回(3)、いよいよそのフランス人家族の家ニースを訪れます!!!お楽しみに。