突然ですが、こんな話を聞いたことはありませんか?
「欧米では知らない人にも挨拶したり、立ち話をしたりする」

私は今回、このことについて”フランスで”感じたことを書こうと思います🤩🇫🇷

フランス留学中、意外に思ったのが、フランス人は他の欧米の人々に比べる(あくまで著者の肌感)とあまり他人に簡単には笑顔を見せないということです。特別な、何か “共感して笑うこと”が起こったりした時は例外(*下記参照😂)ですが、それ以外では特に目があったりしても笑顔は見せない、そんな風でした。

しかし、挨拶: Bonjour だけは真顔でもなんでも、他人に言うことが多いのです。

それは挨拶を重んじる文化だからということもできるのですが、何ヶ月か過ごしていくと、自分の中で少しずつ、それよりももっと根本的な(あるいは原始的な?)別の意味も込められているのではないかと思うようになりました。

それは「私は危険ではないです」「私は安全な人です」という意味です。

日頃Bonjourと他人に言うのは、例えば売店のようなお店に入る時や、お洋服屋さんに入る時などが多いです。

そしてもし入店の際に挨拶をせずに無言で入るとかなり警戒されることになります(まずそもそも失礼でもあります)。

一度ショッピング中に、フランス人のおじさんが無言で入ってきてお店の人たちが不審そうにそのあとずっとその方を警戒していたのを見たことがありました。面白いのが、しばらくしてそのことをそのおじさんが気づいたのかBonjourとお店の人に声をかけ、そうするとお店の人たちは安心したように店員同士目を合わせて目で笑っていたのです。

私はこれを目の当たりにした時、いかに入店時に明るく挨拶をするのが大切か思い知りました。つまりはこんな感じです。

「私は挨拶をしないような変人じゃあないよ」

「私は普通のお客だよ」

そしてこれはお店だけの話ではありませんでした。フランスの別の街へ旅行をした際に、友人と夜中にバスを駅で待つことがありました。電気は切れかけの、ほとんど外のような、吹きっさらしの駅構内(ほぼホーム)でした。

その駅には私たち以外にフランス人が1人パソコンをいじっていたのですが、私は夜だし怖いしで、その人をじろじろ見ていたんです(やめろ笑)。するとその人はこちらの視線を感じてか、Bonsoir こんばんは と言ってきました。そしてこちらもBonsoir と伝えました。

「こんばんは。私は不安がる存在ではないよ」

「こんばんは。そうですか、私も安全です。安心しましたよ」

こんな意味がやりとりされたと感じた出来事でした。

色々な人種や様々な背景が混ざった多種多様な社会であるフランス。

それはとても美しい多様性を持ちながら、同時にとても混沌とした、平均化から遠く離れた社会だと、私は日々感じていました。
良い意味でも大変な意味でも多種多様な人がいる。そんな中で感じた挨拶の重要性でした。

 参照・・・“共感して笑うこと”は例えばこんな場合がありました。

スーパーマーケットにて•••お兄さんがレジの列で私の後ろで並んでいたのですが、彼はパスタを手にしてMon dîner, mon dîner ♪(俺の夜ご飯、俺の夜ご飯♪)と鼻歌交じりに歌っていて、それを聞き私がふっと後ろを振り向いた時。
その人は自分の心の声が出ていたとは無意識だったようで、照れ笑いをしていました😂

学校の入り口(カードを読み取って開閉するとても素早いドア)にて•••その日は雨が激しく降っており、数個横に並んでいるドアをその人と私は隣でほぼ同時に通り抜けようとしていました。ですが大雨だったことで2人とも傘を持っており、2人ともほぼ同時にその自動ドアに傘が引っかかったのです。小さな警報音が鳴り、2人でびっくりした時に互いに笑いあいました。