2021年9月コロナ禍から留学に行き、ようやく2022年7月に帰国したので、これから記事を書いていきたいと思います。さて今回は、私が感じた国民性についてお話ししたいと思います。
一つめ、
「争い事はとにかく避ける」
みんながみんな同じと決めつけることはできないですが、私が出会ってきたイギリス人の印象を共有したいと思います。代表的なイギリスのイメージは謙虚で紳士なイメージがありますよね。
実際のところ(私が出会ったイギリス人によると)、初対面の人や他人への接し方によく当てはまるのですが、謙虚な人、控えめな性格の人がいると感じます。基本的に言い合いやトラブルを避けることが多いですし、自分が悪くなくてもとりあえず謝り、お礼を言います。
あるイギリス人のAさんは友達とカフェで列に並んでいて、前に他の人が割り込んで入ってきてしまった時、Aさんの友達が「私達並んでいるんですけど。」と声をかけて注意したそうで、Aさんはそれにとても驚いて「私にはできないっ。」と言っていました。
そして、会話する時も気を遣う印象です。相手の言ったことが聞き取れない時は、「聞き直していいのは2回まで」とイギリス人の友達は言っていました。1回、2回は聞き直し、それでも聞き取れなかった場合、笑顔で頷きながら話を進めるそうです。理解できなかった時、完全にスルーして、別の話題を出してくる人も見かけました。
しかし控えめだからと言って、イギリス人はそっけないわけではないです。お店のレジや道端などでふとした小さな会話が自然と生まれますし、スーパーの常連さんはレジの人と世間話をしているのをよく見かけます。レジの店員さんも後ろのお客さんを気にせず話してしまいますが。。。
続いて、
「心が広い=好き勝手する」
人のことを気にしないと言う話題が出たのですが、イギリス人は自由すぎるところもあると思います。
相手の行動について口を出さない広い心を持つイギリス人で優しいなぁと感じるかもしれませんが、この気にしない神経は他者だけでなく自分の行動にも向きます。みんな人のことは気にしないし、自分のする行動に対しても相手の目線など気にしません。
これはイギリスだけに限らずヨーロッパの文化なのかもしれませんが、店の従業員や警備員は仕事中にご飯を食べたり、大きい音で音楽を聞いたり、お客さんと話したりと自由です。それに対して客がクレームを言うこともないです。スーパーでは卵が割れたまま放って置かれたり、誰かが買おうとして冷蔵庫から出した生肉をいらなくなったからなのか関係のない他の常温の商品の場所に置いていったりとめちゃくちゃなところもありますが、電車や公共の場で周りの視線を感じないし、みんなそれぞれのスタイルで生活しています。
私自身そんな環境で生活をしてみて、驚きはありましたが周りの目などを気にせず過ごすことができたのでストレスなく生活できた気がします。いい意味で好きにできることは、人がどう思っているか気にせず自分の居心地のいいように暮らせると思います。